2018/02/28

準備と道具

今日の不動護摩の護摩木を切り終えた。切る時はカン マンの種子二つをお唱えするととても気持ちが入る。一本一本に墨を塗るときは、ウン タラター カン マンを唱えると一本一本に気合が篭る。連絡も何も入らない夜中に一人で、この準備をする時間が好き。護摩もほかに劣らず、準備で大きく異なる。一本一本の木への思いはとても大切。

さて、写真であげたのはSTAEDTLERのドイツ製の三角定規。直角二等辺三角形の斜辺と、30度60度の角を持つ直角三角形の第二長辺は共に30cmある。大きさも素晴らしいが、マス目のうち方が絶妙。護摩木のサイズを測るときも大いに役立っている。これは少し高いがお勧めの逸品。

良き道具を使って、物事を作り上げていくときの心地よさはなんとも言えない。良きものを作り上げていくと、道具を選びたくなるもの。弘法(大師)は筆を大いに選ばれた。ものを作ることと道具を選ぶこと、今まではなんとなくおこなってきたが、そうしたことにもこれからもっと気をつけていきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/09

戸隠神社 奥社 参道そのものが神そのもの  ゴールも大切だが歩む過程の大切さを教えられる

長野市の戸隠神社 奥社。
一昨日、信者さんたちと詣でる。

この神社は私たちが住む
各務原市の那加地区の鎮守さまである
手力雄神社の元神さま。

2キロの参道は
ゆったりと山を登って行く

妻の叔母は両股関節を手術しており
杖をつかねばならないほど
不自由をしている。
今回は途中で諦める予定であった。
ところが神が彼女を呼んだ。
皆でサポートをしつつ
階段の最も低いところ探しつつ
九十九折しつつ
参道を歩んで行った。
ゆっくりゆっくりと
ゆっくりゆっくりと。
後から来られた
参詣されている方々も
声をかけて下さった。
2キロではあったが
坂も多く、
実際の距離は、
九十九折をしたので
もっとあったかもしれない。

遂に登り切った時
一緒にいたもの全員に
喜びが溢れた。
神が共にそこに居た。

戸隠神社は
ゴールに神がいるのではなく
参道に居られた。
いや参道そのものが
神なのだと気付かされた。

ゴールを目指すことはとても大切。
しかし、
その過程はもっと大切であることを
改めて教えられた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/02

五色の吹き流しの源流を訪ね、これからのあり方を求めて

五色の吹き流しの源流を訪ね、これからのあり方を求めて

昨日、岐阜南ロータリークラブで早朝卓話、午後からは各務原生涯教育。その両方でお話したのが、旧暦の端午の節句(今年は五月三十日)。月遅れの六月五日でもありかと思います。
端午の節句では、元々は五色の糸を肘に掛けて、吹き流すことで厄除けをしたと言います。
五色とは五行(木火土キン水)で、この世界を構成するもののシンボルです。
吹き流しが生まれたそうです。

それではお寺、特に密教寺院ではお祭りができません。そこで、高家寺では五色を五仏と読み替えました。
白は大日如来
青は阿閦如来
黄は宝生如来
赤は阿弥陀如来
緑は不空成就如来
または
黄は地大
白は水大
赤は火大
黒(緑)風大
青は空大
の五大。
その糸を90cmに切り、
金剛界五仏と
胎蔵四菩薩
(普賢文殊聖観音弥勒)
の真言で
祈りを捧げたのちに
檀信徒にお渡しして
厄除けのお守りとしていただいています。
それが以下の写真。
ちなみに私は右巻きに捻りに捻って、組紐のような形にして、ストラップやそのほかに使っています^_^

自動代替テキストはありません。
自動代替テキストはありません。
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、帽子
画像に含まれている可能性があるもの:空、雲

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/05

今年の二月三日は立春前の節分でしたが 他に何の日だったかご存知ですか? 旧暦の正月七日でした。

二月三日は立春前の節分でしたが
他に何の日だったかご存知ですか?

旧暦の正月七日でした。

最近、新暦の一月七日に
スーパーで売っている
工場製の七草を手に入れて
食べられる例が増えて居ます。

ところが新暦一月七日に
自然には七草は生えて居ません。

あくまでも工場製。
いつの間にか日本の伝統行事も
工場製になってしまったようです
(-.-;)y-~~~

高家寺では
旧暦の正月七日に
大地で自然栽培された七草を手に入れ
七草粥を食して来ました。
今年は偶然に節分会。

節分のお接待に
自然栽培の七草を用いた
七草粥を食していただきました。

『Tさん、毎回ありがとうございます。
心からの感謝です』
この時期でないと食べられない
自然栽培の七草。

さてどんな味付けだったのかは
もう少し後で報告します(o^^o)

画像に含まれている可能性があるもの:座ってる(複数の人)、テーブル、食べ物、室内

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/01/18

「高家寺 目覚めのつぶやき:  集客ではなく  自ら深めることで充実を!」

「高家寺住職 目覚めのつぶやき
 集客ではなく
 自ら深めることで充実を!」

おはようございます
目が覚めたので
少し坊さんとしての思いを・・・

最近の傾向として
お寺でイヴェントをするケースが増えています

そのことそのものは悪いことではありません

しかし しかし しかし

とても大切なことがごそっと抜けているので
見る人が見れば砂上の楼閣のように見えます

それは集客用のeventばかりが先行

そこには各宗派の高祖や宗祖の教えが
ごっそりと抜けてしまっています

festivalやcelebrationにさえなっていませんから
ましてやceremonyにはなっていません
もっというと本来の意味でのserviceもありません

仏教に限って言えば
慈悲が全くないeventが並んでいるように感じます

同じことをしていても
慈悲を感じさせる行事もあります

それは各行事のメインである住職や副住職が
それぞれの教えの中で
深く祈りこんでいる場合です
・真言や天台ですと本尊との瑜伽でしょうし
・臨済や相当ならば只管や公案の深化でしょうし
・日蓮系ならばお題目を心
 身に染み渡らせることでしょうし
・浄土系ならば念仏を深く深く唱えることです
こうしたことを実践されている方々が
おこなっている行事は
自然と参加者が本尊の慈悲に包まれ
目覚め気づきを促されていくもの。

しかし多くの場合は集客のためだけの
イヴェントごとですので
残念ながら慈悲も気づきも殆どありません

お寺をなんとかせねばならないという思いは
尊いものです

それでも敢えていいたい

お寺を存続させることそのものが
大事ではありません

気づき目覚めのために
仏法を深化させたり広めたりする場

それがお寺であるはずです

そうした意識が希薄すぎる

繰り返します
イヴェントごとを否定しているわけではありません
お寺の維持はとても大切なこと

それでも集客に意識を傾けるのであるならば
その二倍三倍は
それぞれの宗旨宗派の祈りを
もっともっと深める必要があるように思います

祈りが深化すれば深化するほど
外に向かって活動をせざるを得なくなるもの

3のチカラで10のイベントをするのではなく
10の祈りの深みのチカラで
3のセレモニーを充実させたいものです

-0:03
再生169回

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/01/02

「如来拳印 雑感」

「如来拳印 雑感」

元日の昨日は本尊
今日は持仏
の修法をする

突然に実感したことがあった

本尊で実感したことを
持仏でも確認できた。

如来拳印

道場観や理趣経二段目で用いる印相

これは実に深い意味があることに
改めて感じ入る

内容は越三昧耶を怖れるので記せないが
有限の世界である外界(諸法)と
無限の世界である心内とが
道場観において冥合するのだということも
実感した。

南院の前官様が
如来拳印を両部の印と仰って
とても重要視されておられたことが
今更ながらに感じ入る。

先師方の磨き上げた次第は
儀軌に比べるとあまりにも省略してあり
初心者向け、または已達向けのものであり
我が師が最近よく仰るように
次第だけでは瑜伽はかなり難しい。

儀軌を読み込んだ上で
何を省略し何を残しているのかを見つめると
次第の文字面ではなく
伝授の際の伝授阿闍梨の言葉が
いかに重要かが見えてくる。
だからこそ
形式に堕さない師匠を探すことは大切である。

まだまだ奥も幅もあることも見えてきた。
日々の修法が楽しみである。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、室内

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/01/01

「略儀ながら松三宝」

「略儀ながら松三宝」

正月一日 午前零時
除夜の鐘を打ち終わり
読経開始
法話と
松三宝

松三宝とは
洗米を盛った三方に
昆布を乗せ
それを授与していく伝統的なもの

若い頃は
高野山のお正月はこれから始まった
今でも高野山では
お祝い事があれば
この松三宝の儀式が行われる

人手が足りないので
高野山のようにはいかないが
略儀ながら
一人一人に米と昆布を
すなわち
陸(山)のものと
海のものという
縁起物を
少しずつ分けさせていただく。

この数年、毎年行っている儀礼。

これで高家寺の正月儀礼は終了。

しばらくゆっくりと
体調を整える予定。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、テーブル、室内、食べ物
画像に含まれている可能性があるもの:1人
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/07

『仏さまカード 秘密のメッセージ』じゃこめてい出版 「箱のデザイン 何故千手観音さまなのか?」

『仏さまカード 秘密のメッセージ』じゃこめてい出版
解説書にはない解説 Facebook版 vol.002
「箱のデザインについて
1・なぜ千手観音様なのか?
2・なぜ箱とカードと色が異なるのか?」

1「なぜ千手観音なのか?」
箱の正面には千手観音様が描かれています。
これは慈悲の観音部の果徳を表す仏さまだからです。
千の手(無量を意味する)をもって
あらゆる手段を尽くして衆生済度する菩薩。
その得る功徳は無量であるというのが果徳です。

このカードには数多の諸尊が描かれています。
衆生済度の方法は一つではないからこそ
一人の仏に絞り込むのではなく
数多の仏を描いています。
だからこそ千手観音がピッタリだと考えました。

大日如来でも良いのですが
大日如来ですとあまりにも多きすぎて万能であるので
取っ掛かりが難しく
カードで表すには奥義を極めて行かねばなりません。
だからこそ大日如来の一側面でありつつ
果徳を表す大慈悲の千手観音さまを選んだのです。

2「なぜ箱とカードの色が異なるのか?」

その千手も、背景の色が
箱のデザインと中のカードとは異なっています。

青は、ラピスラズリつまり瑠璃色です。
薬師如来の色であり
あらゆるものを癒やす色。

また青は、仏の清淨さを表す白と
主上の煩悩を表す黒との混じった色。
つまり煩悩即菩提を意味し
迷いと同時にそこに覚りがあるということを
色で表現したものです。

まとめると
箱の青は、三重の意味があります。

初重の秘密には心を癒やす
薬師如来の瑠璃色という意味。

二重には世間の中にも神秘があるということ。
秘密は聖なる空間にあるだけではなく
日常生活の中にこそ神秘があるという意味。

三重には煩悩即菩提の大秘密を
含有する色が青という意味です。

一方、カードの背景色である黄色は
黄金色のことで無量の功徳を意味します。
つまり果徳を意味する千手観音の色です。
カードは一尊の性格を表に出すものですから
黄金色で背景を表しました。



| | コメント (1) | トラックバック (0)

2015/08/29

『今のあなたの本尊を知る』密教講座(出版記念特別講座)を九月七日に開きます http://www.kokeji.com/20150907publisher.pdf

高家寺 密教講座 において
住職の新著
『仏さまカード 秘密のメッセージ』(じゃこめてい出版)
出版記念特別講座
「今のあなたの本尊を知る」
をおこないます
今の本尊をしる儀式の後 
その仏さまの種子(梵字)を住職が記します
9月7日(月) 13:30~15:00
高家寺本堂
申し込み
osho@kokeji.com
FAX 058-383-6328
問い合わせ
osho@kokeji.com
TEL 058-371-2821
費用:書籍代3240円
    お布施は志納(気持ちのよいだけ)

http://www.kokeji.com/20150907publisher.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/12/29

仕舞不動護摩 世俗的な望みを包み込んで真理へと誘う

昨日は28日、仕舞不動。
10時からお祈りしました

力強くとも優しい、きれいな二等辺三角形の炎があがりました。

Homa
この日の準備は夜中の二時までかかりました。
護摩壇が一部破損していたところを発見
修復していたために日をまたいでしまって・・・
思わぬ時間がかかってしまいました(^^;;
ただ事前に気づいて良かったと思います
いつもそうですが、
護摩に必要な壇木・二十一支・百八支を切り
それらに墨を塗っている時から
護摩が始まっています
信者さんを前に実際に火を焚く外護摩に対し
この準備をしている段階では
内護摩を修しています

また 不動護摩の部首は般若菩薩
 色即是空 空即是色
 受即是空 空即是受
 想即是空 空即是想
 行即是空 空即是行
 識即是空 空即是識
言葉による枠組みを外し
人の姿をありのままに見ると
この肉体も精神も真理そのものであり
真理そのものは
この肉体や精神を通して
この世俗世界に顕現する
言葉による枠組みを外すと
世俗の世界も真理の世界に
包み込まれているものであり
真理の世界も世俗の世界を通して顕れる
仏が我に入り
我が仏に入り
炎が入り 炎に入る
不動護摩は、
世俗的な望みを包み込み
大いなる(Great)世界に
誘ってくれるようです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧