2008/01/22

平成二十年初弘法法話 ハンドボール

初弘法の法話。タイトルはハンドボール。
その内容を以下に記します。

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明けましておめでとうございます。
平成二十年戊子年最初の弘法大師です。

最近、世間を騒がしているハンドボール。
中東のクウェートがオイルマネーという経済力で
実質的に支配しているアジアハンドボール連盟の
不可解な行動に対して
世界アジア連盟がオリンピック予選のやり直しを命じました。

こんなおり、寺子屋の生徒の影響で
私もハンドボールに復帰。
といいましても高校レヴェルでは体力的についていかないので
中学校なのですが
練習に立ち会うようになりました。
なんでハンドボールなのか。
今でこそメタボですが(笑)
中学高校と学生時代は結構いい体型だったんですよ。
ゴールキーパーをしていました。
毎日毎日部活に熱を上げて日々を送った一人です。
そんな縁でハンドボールなんです。

中学校時代は愛知県でとても強いチームでした。
なぜか負けないチームだったんです。
県でも指折りでした。
ところが魔がさしたというのでしょうか
大勝するはずの相手に
大差を途中で詰められ
最後の最後に逆転されてしまったんです。
考えられない負け方でした。

その負けが、この30年の間、
悪夢となってうなされていたんです。
夜中に寝汗をびっしりとかいてきました。
ところが最近は全く夢を見ないんです。
あ、これかぁと感じました。

私がなぜ中学校で負けなければならなかったのか。
「それは今の中学生たちに油断大敵を身をもって伝えるため。」

高校時代は初心者ばかりのチームを
率いねばならなかったのはなぜか?
そしてなぜ小学校時代の交通事故の後遺症が出たのか?
「それはコーチとしての技量を身につけるため。」

そして今の時期になぜか?
「ご両親と年代がほぼ同じであり
 しかも熱を入れるに足りうる中学生たちが
 目の前に現れたということ」

ハンドボールは個人プレーも大切ですし
組織プレーも大切な競技。
どちらか一方だけでは成立しません。
まさに人生の縮図みたいなところがあり
未来を担う子供たちに
大切なことがたくさん伝えることができるスポーツ。

幸い、学校の先生もコーチも技術的に高い方々なので
私はメンタル面を引き受けることになりました。
ここはまさに坊さんの仕事。
実際に、男女ともにミーティングをしてみると
どちらもちょっとしたことで大きく成長してくれました。
面白いくらいに吸収していきます。
おそらくこの内容はハンドボールだけではなく
ありとあらゆる場合に応用できることでしょう。

これで理解していただいたと思いますが
私が行いたいことは
ハンドボールの技術を高めてもらうことではなく
一人の人間として
学ぶべきことを学び
考えることを考え
自立していく人間作りなんです。
そのために私が控えています。

さて皆さんはいかがですか?
子供の頃に遣り残したことはありませんか?
そこにはこれからの人生で
とても大きなヒントが隠されています。
過去に戻るのではなく
その過去を無駄にせず未来に生きるために
大いに過去を応用していく
これが私たちには大切なことだと思います。

このタイミングでハンドボールに再会できたことは
私にとって
心の底より嬉しいことです。
同年代のお父さんお母さんたちの
思いを感じ
その思いに動かされたのも事実です。
そして何よりも
才能ある子供たちが
自分の才能を最大限に高めていってもらうこと
これが私の喜びです。

師匠の管長猊下がおっしゃっておられるように
これからの僧侶は
宗旨宗派を超えて
環境・福祉・教育のいずれかに携わっていかねばならない
ということばを実行しているとも言えます。

これでなぜハンドボールをしているのか
お分かりいただけたと思います。

まぁ和尚のことだから、
こんな偶然の一致のように
いろんなことが起きるんだろうって
思われるかもしれませんが
これは私が偶然の一致を必然と信じているからだけのこと。
私自身が磁石となって
引き寄せているんだと思います。
これは誰でもできること。

平成二十年は戊子年。
戊も子もどちらも繁茂するという意味があり
逆に言うと、伸ばすところは伸ばして
余分な枝葉を切る年でもあります。
私にとってハンドボールは伸ばすべき枝でした。
そしてこのスポーツに出会い
地域密着の活動をすることによって
つまらない余分な時間を切り詰めるようになり
枝葉を切り落とすことができるようになって来ました。

みなさんにとっても
大いなる枝をしっかりと伸ばし
余分な枝葉を切り取るような一年であることを祈ります。
そのヒントが子供のころのやり残し。

どうか守護尊メッセージなどを利用して
自分自身の枝葉をきれいに剪定してみてください。

それと同時に、今しばらくハンドボールに
強烈に熱を上げていく私を
温かく見守っていただければと存じます。

今年もどうかよろしくお願いします。
ありがとうございました。

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