« 「自分の手の届くところ 目に見えるところ」 平成31年2月28日、月例不動護摩の法話。一部改変。 | トップページ | ゆっくりと丁寧に心を込めて 葬儀を通して世の心理を見る »

2019/03/05

踏切で老婆が立ち往生 その時

各務原市のとある踏切。
ある老女が歩行補助車に野菜を載せて渡っていた。

私は踏切手前二番目の車。

老女の歩行補助車の車輪が踏切線路の間に挟まり、立ち往生された。

私は渋滞の非難を覚悟に、車を降りて助けようとした。

すると、前から来た小学生たちがその様子を見てその老女を助け出した。四年生くらい。

困った人を見逃さずに助けた子供達の行為が嬉しかった。

その様子を見て、私は子供達に「ありがとう」と伝えて、車のドアを閉めた。

ただ寂しかったのは、バックミラーを見ると、その老婆は小学生に挨拶するもなく、立ち去ってしまった。

一方、小学生は私の車に手を振ってくれた。私は何もできなかったのに。

子供達に多くのことを教えられた数十秒であった。

|

« 「自分の手の届くところ 目に見えるところ」 平成31年2月28日、月例不動護摩の法話。一部改変。 | トップページ | ゆっくりと丁寧に心を込めて 葬儀を通して世の心理を見る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 踏切で老婆が立ち往生 その時:

« 「自分の手の届くところ 目に見えるところ」 平成31年2月28日、月例不動護摩の法話。一部改変。 | トップページ | ゆっくりと丁寧に心を込めて 葬儀を通して世の心理を見る »