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2017/01/18

「高家寺 目覚めのつぶやき:  集客ではなく  自ら深めることで充実を!」

「高家寺住職 目覚めのつぶやき
 集客ではなく
 自ら深めることで充実を!」

おはようございます
目が覚めたので
少し坊さんとしての思いを・・・

最近の傾向として
お寺でイヴェントをするケースが増えています

そのことそのものは悪いことではありません

しかし しかし しかし

とても大切なことがごそっと抜けているので
見る人が見れば砂上の楼閣のように見えます

それは集客用のeventばかりが先行

そこには各宗派の高祖や宗祖の教えが
ごっそりと抜けてしまっています

festivalやcelebrationにさえなっていませんから
ましてやceremonyにはなっていません
もっというと本来の意味でのserviceもありません

仏教に限って言えば
慈悲が全くないeventが並んでいるように感じます

同じことをしていても
慈悲を感じさせる行事もあります

それは各行事のメインである住職や副住職が
それぞれの教えの中で
深く祈りこんでいる場合です
・真言や天台ですと本尊との瑜伽でしょうし
・臨済や相当ならば只管や公案の深化でしょうし
・日蓮系ならばお題目を心
 身に染み渡らせることでしょうし
・浄土系ならば念仏を深く深く唱えることです
こうしたことを実践されている方々が
おこなっている行事は
自然と参加者が本尊の慈悲に包まれ
目覚め気づきを促されていくもの。

しかし多くの場合は集客のためだけの
イヴェントごとですので
残念ながら慈悲も気づきも殆どありません

お寺をなんとかせねばならないという思いは
尊いものです

それでも敢えていいたい

お寺を存続させることそのものが
大事ではありません

気づき目覚めのために
仏法を深化させたり広めたりする場

それがお寺であるはずです

そうした意識が希薄すぎる

繰り返します
イヴェントごとを否定しているわけではありません
お寺の維持はとても大切なこと

それでも集客に意識を傾けるのであるならば
その二倍三倍は
それぞれの宗旨宗派の祈りを
もっともっと深める必要があるように思います

祈りが深化すれば深化するほど
外に向かって活動をせざるを得なくなるもの

3のチカラで10のイベントをするのではなく
10の祈りの深みのチカラで
3のセレモニーを充実させたいものです

-0:03
再生169回

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2017/01/02

「如来拳印 雑感」

「如来拳印 雑感」

元日の昨日は本尊
今日は持仏
の修法をする

突然に実感したことがあった

本尊で実感したことを
持仏でも確認できた。

如来拳印

道場観や理趣経二段目で用いる印相

これは実に深い意味があることに
改めて感じ入る

内容は越三昧耶を怖れるので記せないが
有限の世界である外界(諸法)と
無限の世界である心内とが
道場観において冥合するのだということも
実感した。

南院の前官様が
如来拳印を両部の印と仰って
とても重要視されておられたことが
今更ながらに感じ入る。

先師方の磨き上げた次第は
儀軌に比べるとあまりにも省略してあり
初心者向け、または已達向けのものであり
我が師が最近よく仰るように
次第だけでは瑜伽はかなり難しい。

儀軌を読み込んだ上で
何を省略し何を残しているのかを見つめると
次第の文字面ではなく
伝授の際の伝授阿闍梨の言葉が
いかに重要かが見えてくる。
だからこそ
形式に堕さない師匠を探すことは大切である。

まだまだ奥も幅もあることも見えてきた。
日々の修法が楽しみである。

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2017/01/01

「略儀ながら松三宝」

「略儀ながら松三宝」

正月一日 午前零時
除夜の鐘を打ち終わり
読経開始
法話と
松三宝

松三宝とは
洗米を盛った三方に
昆布を乗せ
それを授与していく伝統的なもの

若い頃は
高野山のお正月はこれから始まった
今でも高野山では
お祝い事があれば
この松三宝の儀式が行われる

人手が足りないので
高野山のようにはいかないが
略儀ながら
一人一人に米と昆布を
すなわち
陸(山)のものと
海のものという
縁起物を
少しずつ分けさせていただく。

この数年、毎年行っている儀礼。

これで高家寺の正月儀礼は終了。

しばらくゆっくりと
体調を整える予定。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、テーブル、室内、食べ物
画像に含まれている可能性があるもの:1人
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