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2015/06/21

6月21日は旧暦の端午の節供と月例弘法大師でした

6月21日、日曜日。月例弘法大師報恩日。
この日は、旧暦の端午の節供でもありました。
高家寺では、
三つの由来をお話し、
菖蒲を授与し、
五色糸をお渡し、
蓬蕎麦をいただきました。
端午の節供は、
1)古代中国の楚の国の屈原伝説
2)梅雨前の田植えに向けての
  神なる女性の菖蒲による浄めの儀礼
3)宮中の物忌み月である梅雨に向けて
  薬玉を授与された儀式
という三つの流れがあります。
それに加えて、菖蒲が剣に似て
尚武(しょうぶ)に音が通じるので
武士の男の子供のお祭りともされました。

また五色の吹き流しに代表されるように
五色がとても大切であり、
肘に五色の糸を掛けての厄除け。
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鯉のぼりは幟旗と五色の吹き流しから、
それらが習合して江戸時代に生まれた風習です。

そして、ハーブの女王と呼ばれる
蓬を用いること。
いつもは蓬うどんですが、蓬蕎麦にしました。
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ただし、今年は昨年の閏月のせいで、
旧暦の季節がずれています。
端午の節供に関しては、
むしろ月遅れの6月5日あたりが
良いのではないかと感じます。
来年は旧暦ではなく、
月遅れを体験してみたいなぁと感じました。

いずれにしても、新暦で端午の節供はおかしいのに、
なにも疑問を持たずに
したり顔で祝っている方々を見ると
おかしくて笑えてしまいます。
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そういう私がおかしいのかもしれませんが(^^)

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2015/06/15

青葉祭に思う 弘法大師生誕祭であるとともに本来は梅雨明けの行事

今日は青葉祭(写真は高野山奥之院のもの)。数年前まで、なんの疑いもなく、この日に弘法大師(空海)の生誕記念日として祝っていました。

ところが、うちのカミさんが旧暦の6月17日であることを知ってから疑問を持つようになってきました。カミさんの誕生日は梅雨が開けてカラッとした強烈に暑い時。梅雨どころかむしろ渇水が心配になるほど水気が少ない日。しかも、梅雨の厄が明けたのを祝う厄神祭(祇園祭・天王祭)も旧暦の6月16日前後。本来の青葉祭とは、梅雨明けをも祝う祭りであり、梅雨の最中ではまずいのではないかと感じるようになりました。(ちなみに師匠は旧暦の6月15日、新暦の7月21日生まれです)

それからは、高家寺では旧暦6月15日の青葉祭を旧暦6月16日の嘉承頂戴や祇園・天王祭と共に、旧暦の6月16日におこなっています。 なにを頑なにと思われるかたもおられるかもしれませんが、本来の意義を見失った儀礼は単純な形式のみであり、いわゆる世間的にいう魂がこもらないもの、背骨が全くない軟弱なものとなりかねません。

ですから小さな小さな地方寺院ですが、その本来の意義の灯火を絶やさないように旧暦の行事を守っていきたいと考えています。

ただし旧暦にこだわらず、二十四節気に合わせて、五節句も旧暦の行事も、お盆のように月遅れなど、太陽暦にも合わせた新たな措置が必要だとも感じています。 季節感を取り戻したいものです。
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