6月21日は旧暦の端午の節供と月例弘法大師でした
この日は、旧暦の端午の節供でもありました。
高家寺では、
三つの由来をお話し、
菖蒲を授与し、
五色糸をお渡し、
蓬蕎麦をいただきました。
1)古代中国の楚の国の屈原伝説
2)梅雨前の田植えに向けての
神なる女性の菖蒲による浄めの儀礼
3)宮中の物忌み月である梅雨に向けて
薬玉を授与された儀式
という三つの流れがあります。
それに加えて、菖蒲が剣に似て
尚武(しょうぶ)に音が通じるので
武士の男の子供のお祭りともされました。
また五色の吹き流しに代表されるように
五色がとても大切であり、
肘に五色の糸を掛けての厄除け。

鯉のぼりは幟旗と五色の吹き流しから、
それらが習合して江戸時代に生まれた風習です。
そして、ハーブの女王と呼ばれる
蓬を用いること。
いつもは蓬うどんですが、蓬蕎麦にしました。

ただし、今年は昨年の閏月のせいで、
旧暦の季節がずれています。
端午の節供に関しては、
むしろ月遅れの6月5日あたりが
良いのではないかと感じます。
来年は旧暦ではなく、
月遅れを体験してみたいなぁと感じました。
いずれにしても、新暦で端午の節供はおかしいのに、
なにも疑問を持たずに
したり顔で祝っている方々を見ると
おかしくて笑えてしまいます。

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