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2015/01/21

「初弘法と結び」 平成27年1月21日 月例弘法大師 法話

月例弘法大師報恩日。
初弘法でもありました。

法話、「結び」。
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特に人と人の繋がりは、縁と縁との結びつきで不思議なことが少なくありません。先日も偶然に安倍文殊院の看板を見つけました。いつもはやり過ごすのに、その日だけは別でした。「行かねばならない」。
そして向かった安倍文殊院。本堂に入るのに750円するので、結構値段が高いなぁと思いながらも文殊様に出会えるのならばと、お布施と思い中に入りました。
するとお抹茶の接待。とても美味しい落雁とお薄(抹茶)。高いと一瞬たりとも思った自分を大いに反省。高いという思いは一陣の風に去り、むしろ心遣いが嬉しくなりました。一服いただいた後、心を落ち着け本堂に入ると。そこに大きな大きな文殊菩薩像。あまりの威厳にひれ伏してしまったほどです。近づくことが出来ましたし、周りに誰も居ませんでしたので、御前に赴くと思わず大粒の涙がこぼれてきました。
祈り終わった後に、高野山に向かうと、弟弟子からここの師弟の修行のお手伝いをしていたこととか、発表者が文殊菩薩を取り上げてもらったことtか偶然の一致がいくつもいくつも重なりあっていました。まさに文殊菩薩との大きな御縁を結ばせていただいた日でした。

「結び」をサンスクリットにしますと瑜伽つまりYOGAといいます。密教では瑜伽を大切にします。むしろ基本中の基本。密教の瑜伽とは、祈りの対象の本尊と一体になり自分自身が本尊そのものとなっていきていくこと。
ひょっとすると、人と人の結びつきも、人と絶対的な偉大ないのち(密教では大日如来と呼びます)との結びつきの一つの顕われのひとつなのではないかと思います。
先程も申しましたように真言宗はYOGA瑜伽を基本に置く教え。そういう意味では、今年のテーマとする「結び」とは真言宗の教えの基本に戻ることになるのではないかと思います

昨年もいくつも不思議な出会いがありました。そのおかげで、年末には、世間は狭いねという表現が、It's a small world. であることも知りました。今年も年初早々から、不思議な結びつきをいくつも体感しています。そのひとつが文殊菩薩様との出会いでした。

文殊菩薩は華厳経で善財童子を導くお方。こうしてここにおられる皆様もきっと、この大きな導きがあるのでしょう。参拝いただいた方々も、今年も縁のある方々と、きっと不思議な出会いが、いくつもあることと存じます。
初弘法でこうしたお話ができたこと嬉しく存じます。お大師様が大切になされた、瑜伽。本尊と一体になること、実は今年から講義を始めていきますので、そのこともお楽しみにしていてください。三月二日からです。
***

守護尊カードは、釈迦如来・准胝観音・金剛舞菩薩・金剛夜叉明王・梵天・弁天でした。

ちなみに住職の私は梵天。まさに瑜伽の内容のメッセージでした。今回も不思議なほど大切なメッセージごそれぞれに渡ったようです。

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2015/01/01

謹賀新年 乙未年とは・・・ 高家寺のテーマは「結び」です

謹賀新年

旧年中は大変お世話になりました
本年も夫婦ともども
よろしくお願い申し上げます

乙未読みは「きのとひつじ」
乙とは白川静『字統』によれば
「春のはじめに草木がかがまるように生え出す形」
「きしる意」「乙は之を治るなり」
とされています。

つまりものごとを整える前の状態で
勢い良く伸びようとしているのですが
未だまっすぐに伸ばすことが出来ずに
屈折した状態であるともいえます

安岡正篤『干支の活学』には
「まだ外界の抵抗が強いために、
 まっすぐに伸びないで曲折しておる」
とされています

未は本来は「味」という文字の省略です
草木が成長して滋味を生じたありさまをあらわします
『干支の活学』によれば
未は暗いを意味する昧に通じ
枝葉が繁茂すると暗くなることも表します

既成の勢力が繁茂して、それに邪魔されて
新たなチカラは未だ屈曲したままであるが
その屈曲をバネにして
よりまっすぐに伸びようとする寸前ともいえます

高くジャンプするためには低く沈まねばならない

そのような感じでしょうか

一見、時代に逆行するようにみえることが起きるかもしれませんが
それは時代を作り上げていくために必要なことのようです

屈折したままではなく
その屈折をバネにして
よりまっすぐ より高く なるような
そんな準備の時とも言えるようです

今年はその準備のために
私たち夫婦は「結び」というテーマを掲げました

縁と縁を結ぶ
瑜伽=YOGA=結ぶ
などいろいろな意味があります

有縁の方々とともに共に歩み
そのテーマを実行していきたいと存じます

今年一年もよろしくお願いいたします

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