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2014/07/11

今日は旧暦6月15日、本来の弘法大師の誕生日・青葉祭。明日は本来の厄神祭であり、夏越祭り

今日は旧暦の六月十五日、つまり本来の青葉祭(弘法大師のお誕生日)です。旧暦の六月十六日は、厄神、すなわち牛頭天王須佐之男の祭り日でもあります。この時期は梅雨が間もなく終わり夏のピークを迎える夏越の祭りにも相当します。

現代の太陽暦という人間の都合で作ったものに合わせるのではなく、大自然の運行に合わせた祭りの復古はとても大切に感じています。

ちなみに高家寺では、明日の嘉祥頂戴厄神祭とともに青葉祭を執り行います。

写真は、昨年のもので、腰にぶら下げる茅の輪と十六種類の和菓子です。

Chinowa

16manju

十六種類の和菓子とは、お饅頭は人の頭の代用でもあるので、高家寺では密教としての意義つけをしていますので、十六大菩薩と捉えています。本義は家康公の故事によるのですが・・・。ひょっとすると天海僧正はそれを狙ってていたのかもしれませんが・・・。

茅の輪はご存知のように牛頭天王の伝説にちなんで小さな茅の輪にしています。

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2014/07/07

遊歩和尚のつぶやき「季節感と行事」 今宵は七月七日。七夕。されど雨。織り姫さんと彦星さんは今年も出会えない・・・。こんなことは考えていません。

遊歩和尚のつぶやき「季節感と行事」
今宵は七月七日。七夕。されど雨。織り姫さんと彦星さんは今年も出会えない・・・。こんなことは考えていません。五日後の今月12日は、旧暦の六月十六日、祇園祭であり厄神祭であり嘉祥頂戴の日。梅雨が明けて猛暑が本格的に成る直前の夏超えの季節であり、七夕にはまだまだ遠い季節ですから。
この季節感の全くない行事を行い続けている現代日本を見て、形式主義で中身を考えない人が多すぎるという否定面と、逆に少し安心することもあります。それは今も日本では暦を大切にする基盤があるということ。行事の季節感よりも暦を大切にしている証拠ではないかと思うからです。つまり暦(こよみ)さえしっかりすれば、日本の季節感は再び復活する、そのように感じます。
動植物を育む太陽と、潮の満ち引きさえ司る月。その両方を見つめていた太陽太陰暦であった旧暦はなかなかおもしろい暦(こよみ)でした。だからこそ季節感あふれる行事もできていましたし、農作物も随分と暦に助けられてきたのも事実です。しかし、現代の暦は西洋文化の太陽暦。単純なものであり、日本のような豊かな季節感を有している国には物足りない暦(こよみ)です。
旧暦に戻せとは思いません。旧暦では季節感がずれることもありえます。今年の後半は、閏月の関係でかなり季節感にズレが生じます。こうしたことも含めて、農水省と国土交通省が共になって平成の暦づくりを真剣に検討してもらいたいものです。暦(こよみ)は農作物を主体とする我が国には国の一大プロジェクトであり、国家の根幹を支えるものでもありました。
高家寺では、言葉だけでなく、実際に季節の祭りを行っています。それにより、季節感を実感していただき、人は大自然を従わせるのではなく、人が大自然に合わせて生きていくのだということを体感していただきたいからです。旧暦では、一月七日の人日七日正月、三月三日の桃花祭上巳の節句、五月五日の五色祭端午の節句、七月七日のお盆の始まり七夕の節句、九月九日の菊花祭重陽の節句という五節句と、四月八日の釈尊誕生会花祭六月十六日嘉祥頂戴厄神青葉祭(15日の弘法大師の誕生会も含みます)と、新暦の二月三日の春の節分会、八月十五日のお施餓鬼いのち感謝祭、十一月第一亥の日の玄猪(暖房を出す日)、十二月三〇日の玄米餅付きを行っています。実際に参加されている方々は、季節感に満ちた生き方へと徐々に変化されていることが分かります。私たち夫婦は環境省登録環境カウンセラーなので、ある意味、この季節感あふれる行事を行っていくことが、大自然に合わせて生きていくという環境問題への取り組みとも強く感じています。
江戸時代までの日本は世界に誇れる環境先進国でした。それはこうした季節の行事を単純に形式的に守っていたのではなく、その行事の持つ季節感を体感していたからではないかと感じています。
新暦の行事を否定するのではありません。ちっと待てよと、一度歩みを止めていただき、本来の行事のあり方を見つめて欲しいのです。大自然と共生し、季節感に満ち溢れた体感をしていただける国であることを、深く願ってやみません。

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