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2013/06/28

苦しく辛い時こそ感謝を 嘉祥頂戴の儀式にみる家康の知恵

今日の月例護摩での法話は、
・善因楽果・悪因苦果:
 苦しい時こそ感謝し、新たな善因を
・徳川家康と三方ヶ原の戦い
 嘉祥頂戴の儀式
 最大の厄災に感謝
Photo_2
その一部の、
嘉祥頂戴について以下に記します。
*****
嘉祥頂戴の儀式は、
厄神の日である旧暦の6月16日。
今年でいうと、7月23日です。
梅雨が終わり最も厚い時節。
だからこそ、元々は暑気払いの儀式として
厄神の天王祭が行われたようです。
徳川家康が三方ケ原の戦いの前に
羽入八幡で戦勝を祈願しました。
家康は裏に「十六」と鋳付けられた
嘉定通宝を拾い縁起を担いだといいます。
その時に家臣から手製の菓子が献上されました。
結果的に三方ケ原の戦いで、
家康は武田信玄に大敗を喫しますが、
家康最大の危機も去っていきました。
家康はその負け戦の時の絵を
一生大切にしました。
嘉定通宝という名と、
刻まれた十六という文字、
最大の厄災から逃れたこと、
そして厄神を祀る六月十六日の天王祭などから、
公家たちの嘉祥の儀式などを習合させて
江戸幕府では嘉祥の頂戴を盛大におこないました。
ここに家康の面白さがあります。
最大の厄災を
最大の感謝日にしてしまったということです。
家康は 欣求浄土厭離穢土 とい言葉を
旗印にしていましたが
穢土 の音と同じ 江戸に幕府を起きました。
すなわち穢土を浄土に変えるという
決意表明だったようにも思えます。
このように厄災を変身させてしまった家康
または天海僧正などの側近の知恵には
眼を見張るべきものがありますね。
さすがに苦労人
現実社会をしっかりと見つめた
措置のように感じます。
現代人もこの知恵に大いに学びたいものです。

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