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2012/10/22

院号道号戒名(法名)は、その人の生きざまや性格人柄を表すことができる

Kaimyo 来月、裏山の団地の有志に招かれて、戒名の講座をすることになった。かつて戒名のつけかた講座を開いたことがある。それから十数年の時を経った。考え方の基本は変わっていないが、戒名の大切さより深く実感するようになってきている。

最近、戒名は不要だという人が居るという(うちのお寺ではその例はない)。生前の名前(俗名)があるわけだし、死んでからも別名をつけられても嬉しくはない等という理由らしい。
俗名は、生まれた直後に付けられたものがほとんどであり、その人の人柄や生き様などを表した名前で
はない。あくまでも生きているうちの呼称であって、本人を知らない世代にとっては単なる音にすぎないことが殆ど。だからこそ院号や道号・戒名(法名)はとても大切。院号道号戒名(法名)によって、故人の生き様や性格・人柄などを表すことができ、後々の人もその人がどういう人であったのかを象徴的に知ることができる。
できれば、亡くなる以前(生前)に、本人と導師となる僧侶が話しあって決めておいたほうが良い。それができなければ、亡くなった直後に、どういう言葉を入れるのか家族と僧侶が話し合い、院号や道号戒名を丁寧に決める必要があると思う。
来月の裏山の団地の講座を終えたら、お寺でも戒名講座を復活させようと思っている。できれば、少しでも多くの方に知っていただくように、Facebookやパワーポイントで、その内容を伝えていきたい。一部のお坊さんからは嫌われるかも知れないが、これもまた大切なことだと強く感じている。
僧侶は戒名の大切さをもっとしっかりと伝えねばならないし、一方戒名を受ける側の方々も、戒名の意味を知れば、きっと戒名に対して真剣に取り組まねばならないことを感じてくださると思う。

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