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2011/04/13

初七日から七七日(四十九日)までの仏様

真言宗では、人が亡くなってから、七日ごとに祈りを捧げますが
七日ごとに御本尊様を変えていきます。
以下は、真言宗の通説ではなく
私が自分のお寺の信者さんに分かりやすくするために
アレンジした内容です。

初七日 不動明王

 不動明王は、その名に反して、もっとも素早く動きまわる仏です。
 スポーツやぶどうをされる方にはおわかりいただけると思うのですが
 中心軸がぶれない者が、もっとも素早く動けます。
 不動明王は覚りという中心軸が全く動かない故に不動といいます。
 ですから最も素早く動く仏です。
 亡くなった方をいち早く、覚りの世界に導くために
 最も早く動かれる不動明王に祈りを捧げます。 
 「ノーマクサーマンダー バーザラダン
  センダー マーカロシャーダー
  ソハタヤ ウン タラター カン マン」

二七日 釈迦如来
 釈迦如来は、この世で仏法を見出し説かれた仏教の開祖。
 不動尊に導かれた後は、
 釈迦如来の安らぎを得られるように
 釈迦如来に祈ります。
 真言では、人間として生まれられた釈迦如来は
 より大きな命である釈迦如来の顕現としています。
 目覚め(仏)、ありのままに(法)
 という願いを込めて釈迦如来に祈ります。
 「ノーマク サーマンダー ボダナン バク」

三七日 文殊菩薩
 文殊菩薩は釈迦如来の脇侍のひとり。
 智慧と歓喜を象徴した仏です。
 右手に持てる剣は煩悩を切り裂く般若利剣。
 「この世で持ち続けた煩悩を切り裂いていただき
  どうか、より大きな光りに包まれ
  歓喜の世界にお進みください。
  煩悩を切り裂き歓喜の世界へ。」
 と文殊菩薩に祈ります。
 「オン ア ラ ハ シャ ノウ」

四七日 普賢菩薩
 文殊菩薩と共に釈迦如来脇侍の一人。
 徳と無執着、覚りの心(菩提心)の象徴です。
  「この世に残された者は大丈夫だから
   この世の未練執着をどうかお捨てください。
   どうか執着を棄ててくれますように。」
 と普賢菩薩に祈ります。
 「オン サンマヤサトバン」

五七日 地蔵菩薩
 地蔵菩薩は、弥勒菩薩が未来に現れるまで
 この世とあの世の中間(ちゅうげん)を司る仏。
 大地がしっかりしているように
 大地があらゆる種子を育むように
 あらゆる良いものを育てるという意味もあります。
 そして地蔵尊は笑いの仏様でもあります。
 大地が実り豊かになれば笑みがこぼれます。
 地蔵尊は覚りをとても喜ばれる仏。
 ある意味、ここから笑いは解禁です。
 天寿を全うされた方はこの五七日で終わることが多いです。
 「この世の執着を捨て、いよいよあちらの世界へ」
 と、地蔵尊に導いていただくように祈りを捧げます。
 「オン カ カ カ ビサンマエイ ソワカ 」

六七日 弥勒菩薩
 五十六億七千万年後に、この世に下生して
 迷える者を導き、如来になられると言われる仏。
 親が一子を思うような大慈の心の象徴。
 現在は兜率天で天界の神々に
 説法をしていると言われています。
 「まずは兜率浄土に行き、弥勒菩薩の説法を聞いて
  縁があればそのままご成仏ください。」
 と祈りを捧げます。
 「オン マイタレイヤ ソワカ」

七七日 薬師如来
 迷える心の病の者を治療する薬師如来。
 東方瑠璃光浄土の主宰者です。 
 事故で亡くなったり、若くして亡くなった方々は
 この七七日まで懇ろにお祈りを捧げます。
 「薬師の力で心癒され、縁があればそのままご成仏ください。」
 と祈りを捧げます。
 「オン コロ コロ センダリマトウギ ソワカ」
 
続いて
百ヶ日 聖観自在菩薩(聖観音菩薩)
一周忌 勢至菩薩
三回忌 阿弥陀如来
の極楽浄土へと進みます。

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