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2008/07/20

一字金輪 7月仏部

一字金輪
[読み]いちじきんりん
[別名]金輪仏頂 一字頂輪王 奇特仏頂
[真言]ノウマクサーマンダーボダナン ボロン
[特徴]仏眼仏母と一具で、金剛界大日如来が胎蔵の月輪三昧に入っている姿という。浅い解釈ではボロン一字、に帰するから一字といい、また深い解釈では諸尊の功徳がこの尊に帰するから一字という。この一字真言を唱えると四方のすべての功徳が集められ修法の成就を助ける。その一字金輪の力が強すぎるので修法の功徳を蘇らせるために、一字金輪の後には必ず仏眼の真言を唱える。

<<メッセージ1>>

徳を円満させよう。布施・戒・忍辱・精進・禅定・般若の六波羅蜜を意識的に行ずる時だ。
《解説》
一字金輪は、すべての功徳を一字に収めた如来。大乗仏教の功徳の積み方の基本は、まず六波羅蜜にある。六波羅蜜とは布施・戒・忍辱・精進・禅定・般若の六つ。布施とは財を施し教えを広め他者の恐れを除くこと。戒とは、規律ある生活を送ること。忍辱とは、他者より辱めを受けてもじっと耐えること。これはやせ我慢ではない。精進とは、工夫に励むことを続けること。禅定と何かに集中し心を乱さないこと。般若とは、ものごとをありのままに見ること。これらの六波羅蜜を行じることで、徳を積んでいくことができる。密教では、布施は潤いに繋がるので水に、規律は身に着けることなので塗香に、忍辱は美しいものなので花に、精進は続けるものなので焼香に、禅定は心を満たすので飯に、般若は暗闇を照らすので灯明に、それぞれシンボル化させて六種供養として六波羅蜜を身に着けさせていく。
この六波羅蜜を行じつつ、ボロンの真言を繰り返し繰り返し唱えることで最上の徳を積むことができる。ただし、ボロンの真言は強力すぎるのでボロンの真言を唱え終わったら、かならず仏眼仏母の真言「ノウボウ バギャバトウ ウシュニシャオンロロ ソボロ ジンバラ チシュッタ シッタ ロシャニ サラバアラタサダニエイ ソワカ」を唱えること。

<<メッセージ2>>

あなたは光り輝いているか?輝きは障碍を消し去る。自他の最高の特徴とは何かを探し出し、それを最高に輝かせるときだ。
《解説》
諸尊は、この一字金輪に治められるいう。ただし、この一字金輪だけを祈ればよいというものではない。一字金輪の真言ボロンは、諸尊の特徴を最高に輝かせる力を持つ。その力は、あまりにも強大であるために、輝きがあまりにも強力であるために、仏眼の力で眼を確保せねばならないほどだ。
あなたの特徴を見つけ出し、その特徴を最大限に伸ばすとき。また、他者の特性を最高に引き出し、伸ばさせることを勧めている。
まずは自他共にありのままに観察しよう。そして、善悪の分別を超え、それぞれが持つ特徴をよく把握し、その特色を思い切り引き出そう。そこに一字金輪の真言を唱え、より集中することで、さらに輝きを増し、功徳を最大限に増進させることができる。

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地蔵菩薩 7月菩薩部

地蔵菩薩
[読み]じぞうぼさつ
[別名]悲願金剛 悲愍金剛 与願金剛
[真言]オン カカカビサンマエイ ソワカ
[特徴]大地が実り豊かに恵まれれば大いに笑いが出る。豊穣を象徴しているのが地蔵菩薩だ。また大地が堅牢なように、堅固な菩提心をも表し、衆生に代わって諸々の苦を得ても揺れ動かない。釈尊が涅槃に赴き弥勒菩薩が如来となるまでの間の仏であり、この世とあの世の境の中有の仏でもある。

<<メッセージ1>>

大いに笑え。大いに笑え。すでにあなたの大地は満たされている。笑う門には福来る。
《解説》
あなたの大地は大いなる実りをつけた。それを収穫するときが来た。大きく喜べ。大きく笑え。あなたは最大の実りの大地を得て、その実りをしっかりと受け取るときが来たのだ。守護尊カードは、あなたの揺れ動かない大智の力により、苦しむ人々を救うように促している。地蔵尊は堅固な菩提心の象徴でもあり、笑いの象徴でもある。あなたの笑顔が、あなたの笑い声が、あなたの大いなる悦びが、苦しむ人の苦を抜くことになるだろう。あなたは十分に実りを得た。次はその実りを他者を救うために大いに役立てていこう。

<<メッセージ2>>

あなたの大地の中には大いなる種子が秘められている。芽を出し、根を出し、大きく育て、大いに笑え。
《解説》
あなたの大地には既に種が植えられている。種を育てるためには、水が必要であり栄養が必要だ。六波羅蜜を行じよう。飢えるものには食を施し、乾くものには水を施し、持てない者に見返りのない財物を施し、心が乾くものには法を説いて潤してあげよう。自らの身だしなみを整え、生活のリズムを作って厳しすぎることのない規律正しい生活を行おう。怒ることなく辱めをよく忍ぼう。怠慢な心を統御し、努力に溺れることなく、工夫することに努力をし続けよう。止観・禅定などによって心を散乱することないように集中し、穏やかで静寂な心を保とう。ものごとを言葉で判断するのではなく、ありのままに見つめよう。あなたの行いは水となり栄養となって、あなたの大地の中の種を育てあげる。
その行いをするとき、難しい顔をするのではなく笑顔であるようにと、守護尊カードは伝えている。大いに笑い、あなたの道を歩むとき、あなたの中の種は増進し、根が張り、幹は太くなり、枝を張り、葉をつけ花を咲かせて、大きな果実へと繋がっていく。どんなに苦しくとも辛くとも、あなたは揺れ動かない大地を得て、そこには次なる種が蒔かれているのだ。大いに笑え。

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金剛鬘菩薩 7月供養部

金剛鬘菩薩
[読み]こんごうまんぼさつ
[別名]妙厳金剛  金剛華鬘
[真言]オン バザラマリ タラタ
[特徴]大日如来が、南方宝生如来を髪の花飾りをもって供養するために流出した菩薩。金剛界内四供養の一。花鬘は荘厳を意味する。醜き形を除いて、荘厳な形に飾りつけることである。それは外形的な飾りつけばかりでなく、内面の醜さをも取り除くことを意味している。

<<メッセージ1>>

荘厳は大いなるいのちへの感謝の現れ。心の奥底に従って、自身や周りを荘厳せよ。
《解説》
荘厳とは、そのものが持つ本質を大きく活かすための飾り付けのことである。本質を隠すための飾りつけではない。本質を活かすための飾り付けは、心を穏やかにし、悦びあふれるものである。大いに荘厳しよう。あなた自身の身体も、言葉も、心も、そしてあなたの周囲の環境も。その飾りつけは、大いなる命への感謝の気持ちを形に表したもの。一つ一つ丁寧に荘厳し、あなたの感謝の心を見える形で表現しよう。そのとき、その荘厳は大いなる命への感謝と共に、自分自身への感謝となっていく。


<<メッセージ2>>

身体を、できる範囲で最高にお洒落してみよう。まずは見た目をよくすること。そして、言葉のお洒落と、心のお洒落を心がけよう。
《解説》
お洒落は何のためにするのか自分自身が気持ち良いことはもちろんのこと、他者を喜ばせるためのもの。華美過ぎるお洒落は、失笑を買うが、あなた自身の本質を活かし、あなた自身を表現するお洒落は、あなたをも周りをも和ませる。まったく素のままもあなたそのものであるが、お洒落したたその姿もまたあなた自身のもの。あなたを表現しあなたに合った色を身に着けよう。あなたに合った素材を選ぼう。まずは見た目を飾り、あなた自身を飾り付け表現することは、大いなる命への感謝の表現に繋がっていく。この世に生まれ、この世で生きているそのことに対する感謝をあなた自身がお洒落することで見える形に表すのだ。そして、身体をお洒落にすると同時に言葉をお洒落にして、言葉で深い感謝を表現しよう。また心を爽やかにし、お洒落な心を心がけよう。言葉と心をお洒落にすると、また身体の飾りつけも一層深みのあるお洒落へとなっていく。守護尊カードは、眼に見える形でおしゃれに飾りつけることで、大きな命への感謝の気持ちの表現をすることを勧めている。

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軍荼利明王 7月守護部

軍荼利明王
[読み]ぐんだりみょうおう
[別名]甘露金剛・吉里吉里明王(きりきりみょうおう)
[真言]オン アミリテイウン ハッタ
[特徴]五大明王の一で、南方を守護する。宝生如来または虚空蔵菩薩の所変。

<<メッセージ1>>

水で身体を清め、心の中も洗い流そう。心の中が清まれば、福徳智慧を速やかに集めることができる。
《解説》
軍荼利明王は甘露水の象徴でもある。その甘露水で、身体を清めれば心も浄化される。沐浴や手を洗うこと、口を漱ぐことは、心の中の浄化にも繋がる。浄化されれば、そこには福徳智慧の二資糧を集めやすくなる。軍荼利明王は浄化の象徴。守護尊カードは、さまざまなことを浄化することで、新たな道が自然に開かれることを示している。

<<メッセージ2>>
飲食・感謝・懺悔で積もり積もった煩悩の種を洗い流そう。宝はその後に生じてくる。
《解説》
身体の垢は水で洗い流すことができる。身体の中は、食事を正しくすることにより、浄化されていく。口を水で注げば口内をきれいにでき、感謝は言葉を清めてくれる。懺悔の行いと懺悔の心が心の中の塵芥を除いてくれる。飲食や感謝・懺悔を深く深く意識することを守護尊カードは勧めてくれている。この浄化が行われれば、軍荼利明王の本体である宝生如来や虚空蔵菩薩は、あなたに大いなる宝をもたらしてくれるだろう。

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閻魔天 7月天部1

魔天
[読み]えんまてん
[別名]死王・黄泉國善賀羅王・料罪忿怒王・檀拏少忿怒王
[真言]ノウマク サーマンダーボダナン ヤマヤ ソワカ
[特徴] 十二天の一で南方を守護する神。地獄の王として、人間のなす罪の輕重・善惡を常に見ている神。御本地は地蔵菩薩。

<<メッセージ1>>

死さえも、あなたの思いを遮ることはできない。畏れることなく笑顔で前に進め。
《解説》

死を司る閻魔天は、あなたに死を克服することを伝えている。すべての死は終りではない。死を恐れる必要はない。あなたが強い信念を抱いたとき、それは死さえも克服することを閻魔天は伝えている。閻魔天の御本地である地蔵菩薩のように、笑顔で前に進むことを守護尊カードは勧めている。

<<メッセージ2>>

大いなるいのちに懺悔せよ。そして重荷を下ろし、感謝し、笑顔で新たな道を進むとき。
《解説》
閻魔天は、人の罪悪をよく知る神。だからこそ、今まで自分が犯してきた罪業を深く懺悔して、閻魔大王の前に重荷を下ろす必要がある。そして、懺悔できたことに深く感謝し、笑顔で閻魔大王の顔を見つめよう。深く懺悔をなした後は、忿怒の顔の閻魔ではなく、限りなく明るい笑顔をした地蔵菩薩がそいこに居ることを知ろう。閻魔は単純に罪を裁く天ではなく、その罪業を知る天であるからこそ、懺悔するものには慈悲深く笑顔で迎えてくれることを知ろう。

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寿老人 7月天部2

寿老人
[読み]じゅろうじん
[別名]南極老人星 寿老尊
[真言]南無寿老人(なむじゅろうじん)
[特徴]龍骨座のアルファ星(カノープル)を人として表した神で七福神の一。黒い頭巾をかぶり、経典を巻きつけた杖を左手に、団扇を右手に持ち、神の使いであり不老長寿や出世のシンボルである鹿を従えている。

<<メッセージ1>>

天下泰平の星が、あなたの頭上で輝いている。
《解説》
天下泰平のときにあらわれる星を象徴した神が寿老人。古代中国の皇帝たちは、寿星壇でこの寿老人を祀ったという。
かつて日本では、老・年寄とは智慧の象徴であった。江戸幕府の職制では「大老」「老中」「若年寄」「大奥の中老」があり、今でも相撲界では「年寄株」がある。都市を経ていくとは人生の知恵者となることであり、まさに吉祥事であった。
このカードが現れたあなたは、まさに天下泰平のときを迎えようとしている。それと同時に、この寿老人を祀ることによりあなた自身が天下泰平へとつながっていくときだ。あなたじゃ吉祥につつまれていることを知ろう。

<<メッセージ2>>

争いごとを治め、すべての事物を平和に包み込むとき、あなた自身も平和となる。平和を祈り感謝せよ。
《解説》
寿老人は天下泰平の象徴。まさに平和を象徴している。守護尊カードは、平和を望んでいる。平和が目前であることを語っている。自分ばかりでなく、あなたの周りのすべての人・物・出来事を平和で包み込むとき、外的にも内的にもあなた自身が平和となる。平和を祈り、その平和を祈ろう。

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