金剛香菩薩 5月供養部
金剛香菩薩
[読み]こんごうこう
[真言] オン バザラドベイ アク
[特徴]金剛界外四供養菩薩の一。アシュク如来が、大日如来を供養するために流出した菩薩。香を焚くと速やかに広がるところから速疾を意味し、香が悪臭を消すところから煩悩という悪臭を消しさる適悦無碍の智を司る。
<<メッセージ1>>
薫香は素早く部屋の中を広がるように、あなたの思いも素早く広げるときだ。悪臭を消し去ろう。悪習を断ち、速やかに行動し、工夫努力を続けるとき。
《解説》
薫香は焚き続けるもの。続けることは継続を意味し、精進を重ねていくことを象徴する。また悪臭漂う場所でも、香りよい薫香を焚けば、心地よい香りへと変わっていく。薫香は素早さと、悪い習慣を断つことを意味する。
今までの悪習を断ち、速やかにあなたの心の底の思いを達成することを望んでいる。そのためには、速やかに行動し、工夫することを続けることが重要な鍵だ。精進せよ。
<<メッセージ2>>
悪習という悪臭を放っていないか?自らに戒め、精進を続けることにより悪習から開放される。
《解説》
今までの生活の中で、知らぬ間に身についている習慣。そのなかでも、悪しき習慣は悪臭のように周りを辟易させるものだ。十善戒などの善き習慣を身に着けることで悪習を断つことができる。
部屋に薫香を焚き、精進をしていくことに意識を傾けることを、あなたに勧めている。まず一つの善き習慣を身につけ、悪習を断て。何度も何度も繰り返し繰り返し、善き習慣が身につくように、工夫努力し続けよう。
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