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2008/03/21

阿シュク如来 3月仏部

阿シュク如来 あしゅくにょらい
オン アキシュビヤ ウン

[特徴]
金剛界四仏の一。東方妙喜浄土を主宰する如来。別名不動・無動・無瞋恚・無悶。阿(ア)とは否定の言葉。シュク(シュク・クショービヤ)とは動くことを意味する。つまり阿閦とは、不動、無動を意味する。不動の意志、金剛心、堅固な菩提心、無瞋恚を象徴する。阿頼耶識が転変した大圓鏡智を司る。高野山壇上伽藍金堂の本尊であり、チベット仏教でも最も尊崇される仏のお一人である。金剛界四親近菩薩は、金剛薩埵・金剛王・金剛愛・金剛喜。

<<メッセージ1>>
ありのままに観れば、恐れるものはない。不動の意志が流れを作る。勇気をもって一歩踏み出せ。
《解説》
普通の鏡は鏡像を左右反対に映し出し、すべてのものをありのままに映し出すことはない。一方、阿閦が象徴する大圓鏡智は、すべてのものをありのままに映し出す智慧。私たちは、煩悩という霞のためにこの心を曇らせてしまいがちである。ものごとは、ありのままに見れば畏れるものは何もない。そこに、不動心があれば、大いなる流れが出来上がる。そのキーワードが意志だ。何事も強き意志から始まる。強き意志を持てば、自然に流れは出来上がる。物事をありのままに見つめ強い意志をもって行動をするときが来ているのかもしれない。
 
<<メッセージ2>>
怒りに我を忘れていないか?恐れに我を忘れていないか。自らの怒りを社会に昇華せよ。社会を変革するのは、大いなる怒り。不動の意志を持って社会に働きかけるとき。
 《解説》
一度ついた火は、早く消さないと次から次へと物を燃やしていく。たった一つの小さな火が、山火事になり大火事になるものだ。他者に怒りを向けると、その炎によって、関係のないものまで燃やし、ついには自らも延焼してしまう。決して事物に怒ってはならない。その事物を起こしている元(煩悩)に目をむけ、その元を解決するように怒りの矛先を変えていく必要がある。怒りへの対処法は、自らをありのままに見つめることから始めること。怒っていた場合は、何に怒っているのかを見つめることが大切だ。たとえば信じていた人に裏切られたとしよう。その裏切りを許せないと言って怒りを燃やすことは誰にでもある。しかし、本当は裏切られたのでもなんでもない。その人が元々そのような決断をする人なのであって、裏切らないと勝手に決めたのは自分自身なのではないのか。そのように見つめていくと、他者への怒りはなくなり、怒りの対象は自らの内にある煩悩へと変化していく。また、その裏切った人がそのようになっていった社会問題へと、怒りの対象は変化していく。阿閦如来に祈り、自らの怒りを社会に昇華していこう。清浄なる怒りは、自らの煩悩を砕くと共に、社会改善へと繋がっていく。

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