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2008/02/21

金剛塗菩薩 2月供養部

金剛塗菩薩 こんごうずぼさつ:オン バザラゲンデイ ギャク

[特徴]不空成就如来が大日如来を塗香で供養するために流出した菩薩。金剛界外四供養菩薩の一。塗香は、身体に塗るお香。身体の香りを清浄にし、清涼な気持ちにさせる。煩悩の灼熱に悶えるものを清涼にすることも意味する。また、塗香は身体に塗るものであるゆえに、身体に保つべき戒をも意味する。戒を身によく保てば、真に安楽な生活をすることができる。その戒は、単なる戒めではなく、厳しすぎず安楽すぎない良き習慣である。この良き習慣を身に着けることを示しているのも金剛塗香の特色である。

<<メッセージ1>>

自らの戒を保つとき。あなたの道に精進するとき。戒も精進も良き習慣づけそのもの。
《解説》
塗香は身体に塗る清涼剤。ただし、過度な香水は塗香ではなく、むしろ他者の鼻につき、清涼ではなく不快な思いをさせる。戒律は良き習慣の担い手であり、心の清涼剤。戒律もあまりにも厳しいと、かえって心身を傷つけてしまう。最初の一歩は少し厳しい戒律で習慣づけることも大切だが、緩めることを忘れてはならない。強く張った弦は緩めることにより、きれいな音を出し、すばらしい弓矢を放つことができる。
またどんな道でも精進していくことで、身についていく。最初は意識付けて精進していかなければ決して身につかない。身に着けるという意味で、塗香はまた精進の象徴でもある。
あなたにあった戒をよく保とう。戒をたもち、あなたの道を精進していくとき。

<<メッセージ2>>

身だしなみを整えよう。マナーを学ぼう。良き習慣を身につけよう。良き身だしなみや良き習慣は、心を清涼にしてくれる。
《解説》
悪しき習慣が身についたものは、その習慣を手放すことを恐れている。さまざまな言い訳をして、悪しき習慣を手放そうとはしない。その悪しき習慣は身体に悪臭を染み付かせていく。そして悪しき習慣は煩悩という熱をますます増進させていく。煩悩という灼熱から逃れるためには、身語心の三つを清涼に保つ必要がある。そのうちの身体の清涼を象徴するものが塗香である。塗香は身体に塗るもの。身体に保つべきもの。身体に保つべきものとしては、見た目は身だしなみであり、動作としてはマナーであり、中身としては良き習慣。これらのものが整ってこそ、身体は清涼になり、その薫香が沁みて心の中も清涼になっていく。あなたに合った身だしなみを見つけよう。色も素材もあなたに合わせた身だしなみを探し出そう。マナーを学ぼう。過度なマナーは鼻につくが、洗練されたマナーは気持ちの良いもの。そして、あなたにとって心の奥底から気持ちの良い良き習慣を探し出し、何度も何度も繰り返して身に着けさせていこう。精進することで、習慣は身についていく。最後には意識することもなく、身足並みは整えられ、マナーを身に着け、良き習慣と共に歩むようになる。あなた自身が清涼になるのとどうじに周りをも清涼な気持ちにさせていく。
悪しき習慣を断って、よき習慣をしっかりと身に着けさせる時期がきている。

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コメント

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投稿: KATIE24Garner | 2011/07/19 11:40

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