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2006/08/08

散華

散華。お寺の行事があるとお坊さんによって撒かれる紙の花びら。蓮華の花を象っている。インドでは貴人が訪れると、花によって歓待する。生花を撒いて、貴人を称えるのだ。しかし日本は湿気が高い。そのために花は劣化しやすくなる。そのために生花ではなく紙の花を用いるようになった。しかし、仏教で使うにはただの花びらではあまり意味が無い。そこで仏の清浄さと慈悲を意味する蓮華の花びらの形を用いるようになった。またその紙も蓮華ばかりでなく、さまざまな模様を入れるようになっていった。そしていつしか、誰が言い始めたかは定かではないが、散華として撒かれた紙の花びらを自分の年の分だけ集めてお棺に入れると良いと言われるようになった。その真偽は別として、仏と縁を持てるようにこのような話を作ったところに面白さを感じる。

仏教では花はまた別の意味を持つ。夏や冬の寒い時期に耐え忍び、春や秋に花を咲かせる。そこから忍耐をすることで自分という花を咲かせることができるという話と結び付けられた。すなわち花とは忍辱の象徴でもある。

高家寺では毎月21日に来られた人に散華を渡している。この散華によって、清浄・慈悲・忍辱に思いを馳せ実践に結び付けていただければと願っている。

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コメント

今から20年前に西国33所観音巡礼の花山法皇1千年記念の散華が配られました、その時の散華の内、1番青岸渡寺と26番の一乗寺の散華を探しています、もしお譲り頂けるのが有りましたら、連絡を下さるようお願いします。

投稿: 早川 角太郎 | 2006/08/08 16:12

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