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2004/01/01

甲申年

平成十六年は甲申年(きのえさるとし)。
甲とは、鎧や兜を意味する言葉で、もともとは種子を覆う厚い皮を意味します。種子がこれから発芽しようとする段階で、まだまだ厚い皮をつけている状態です。四季でいうと初春を意味します。
申とは本来動物の猿を意味するのではなく、呻く(うめく)こと。草木の実が硬く締め付けられて固まっていく様子を表し、旧暦の七月、晩夏から初秋を意味します。
どちらも結果を待つ段階の状態で、来年は結果の出る年。今年はそれを待つ年のようです。
前回の甲申は今から60年前の昭和19年(西暦1944年)。
すなわち太平洋戦争終結の前年で、日本の敗戦が非常に濃厚になった年です。
その前の明治17年(1884年)。自由民権運動の三大激化事件の一つ群馬事件が勃発。内閣制度制定の前年。
その前は文政7年(1824年)。新たな時代の引き金の一つとなったシーボルトの鳴滝塾が開塾。
そのまた前年はここ三回の甲申を見ると、新たな時代が幕開けをしつつある年。ほんのわずかな萌芽は見えるけれども、まだまだ新たな時代は不透明だったようです。しかし逆に言えば、確実に新たな時代の幕開けが始まりつつある時ともいえます。
平成十六甲申年は果たしてどんな時代の引き金となっていくのでしょうか?一人一人の目が見開かれる時代であることを望んでいます。期待はしていませんが、希望は持っています。楽しみです。(2004・1・1)

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