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2003/03/21

過ぎたるは及ばざるが如し

目の不自由な方を、皆さんが介助者であった場合、どのように誘導されますか?階段の上り下りや障害物のある場所などの誘導を想像してみてください。

多くの方々は、手を持ち、腕を抱え、時には腰を持ったりして過剰に補助をしようとします。ところが、同姓や、身近かな方の場合は良いでしょうが、異性ですとセクハラととられても仕方がない場合もあります。

本当は、目の不自由な方の前に立ち、自分の肩に目の不自由な方の片手を乗せて、前を歩くだけで十分なのです。階段があれば、その上下運動で相手に伝わります。障害物があれば、その左右の動きで伝わるのです。

人と人との関係もここから大いに学ぶことができます。過剰に相手の領域に踏み込むのは友情ごっこであって、自分の心を満足させるだけのもの。親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますが、ある一定の距離を保つことは非常に大切なことです。そしてその一定の距離こそが、本当の意味での思いやりになります。

過ぎたるは尚及ばざるが如し。人と人との関係においても、このことを心がけていたいものです。

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