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2003/03/17

お彼岸と大乗

お彼岸に入りました。寒さ暑さも彼岸までといいます。間もなく春爛漫。
彼岸は現代風に言えば春分や秋分の日。昼夜が半分ずつ。そこから大乗仏教思想である中道に想いを馳せることが出来る時期。
彼岸は、太陽が真東から上り真西に沈む時節。東は瑠璃光薬師浄土を、西は極楽阿弥陀浄土。ご先祖様のご恩を感じ取り、自分自身のありかたを見つめてみるきっかけを与えてくれます。自分自身がこの世の中でしっかりと生き抜くことこそが、最上の先祖供養。この生で一歩でも自分自身を深め、広げ、高めることこそ、ご先祖様方が望むこと。だからこそ自分自身を見つめる上でもお墓参りはこのお彼岸の時期には重要といえます。
彼岸は、太陽が真っ赤に西に沈む時節。赤い色は慈悲を象徴する色。慈しむ心は、目の前に可愛い赤ん坊がいるときに心に湧きやすい温かな心。悲しむ心は他者の苦しみや痛みを自分自身のことのように感じ取る優しい心。この両者があいまって慈悲。そしてこの慈を象徴する仏様が弥勒菩薩(慈氏菩薩)。現在は神(天)の世界であるトソツ天で、神様を相手に説法されてるといわれています。悲を象徴するのが観音菩薩であり阿弥陀如来。赤い太陽を見つめることで弥勒菩薩、観音菩薩、阿弥陀如来を想い、慈悲の心を感じ取る事が出来る季節です。
そのほかにも、おなかを満足させる食べ物は心を満足させる禅定を、喉を潤す水は物質的に精神的にも潤す布施を、それらのお供えするものは象徴していまし、いろいろ感じ取れるのではないでしょうか。
これを機会に、自分の周りにありふれているものに大乗仏教の思想を読み込んでいくことも、自分自身に大乗仏教を修めていく一つのあり方のような気がします。 (2003/03/17)

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