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2003/01/29

癸未年(みずのとひつじとし)

間もなく節分を迎えます。立春の一日前。この時期、旧正月が近いことから、立春から新たな干支が始まると言われています。
平成15年は癸(みずのと)未年。癸は、揆を語源としています。揆とは、「はかる」「方法」「やり方」という意味があります。道筋を立てて、図る。それが揆の意味です。
癸という年は、筋道を立てて、処理をしないと、混乱を招くもとを作る年です。もし混乱すると大破壊を招きかねない年。こういう年は万事に筋道を立てて考慮しなければならないといわれています。
一方、未とは味が語源です。草木の果実が成熟して滋味を生じた様子を表しています。旧暦の六月の時節を象徴しています。
癸未年は、まさに結果が生じる年。筋道を立ててしっかり執り行えば、滋味を得た果実を得ることができますし、筋道を整えないと混乱してしまい、果実を得ることができなくなると言われています。
国家レベルではどうも混乱の年になる気配がありますが、個人レベルではぜひ筋道を整えてしっかりと歩んで行きたいものです。(2003-01-29)

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2003/01/21

ほどほどに

あるとても几帳面で完ぺき主義の女性が、幼い子供を残して自らの命を亡くしました。理由は、「自分が完全な母親として生きることができず、子供たちに迷惑をかけるから」ということでした。頼る人を見つけ出せず、自分自身を責め、自分自身を亡くすことで、周りの人たちに迷惑をかけず、そして自分も楽になりたいという思いの一心であったろうと想像される出来事でした。

人が完全であろうと努力することそのものは尊いと思います。宝石も磨くことがなければ、ただの石ころです。「ゆとりの教育」という堕落に象徴されるように、最近はこの自分自身を磨くことが、とても少なくなってきているように思えます。しかし、磨きすぎると石も宝石の部分までもが崩れ去ってしまいます。人も同じ。ある程度のストレスや義務、向上心は非常に大切なのですが、それが昂じると、自分自身を責め、それに苛み、苦しんでいくのではないでしょうか。そして行き過ぎると自分の生命そのものも傷つけてしまいます。

締め付けず、緩めすぎず、自分自身に対しても「ほどほど」にということが実に大切であると実感させられた出来事でした。自分自身を磨きつつも、決して行き過ぎないように心がけたいものです。

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