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2001/07/28

お墓そうじ

 お盆に、「お墓そうじ」をする慣習をよく聞かされます。この「お墓そうじ」にはどんな意味があるのでしょうか?  お墓は私たちを生み育んできて下さった御先祖様をお祀りした場所です。そこに御霊が宿る宿らないということは別にして、そこを大切にすることは御先祖様を大切にすることに他なりません。そして、そこを掃除することによって、私たちは御先祖様方へ思いを馳せ、感謝の気持ちを育んでいけます。  最近、子供たちが大人に対して非常に荒い言葉を使う場面によく出会います。親に対しても、祖父祖父母に対しても「じじぃ」「ばばぁ」と罵ったりすることもしばしば見受けられます。何故こんな状況になってきたのでしょうか?いろいろな理由はあるかと思いますが、御先祖様を思う気持ちが薄れてきているのも一つの原因なのではないでしょうか。
 先祖供養は元々は仏教のものではなく、むしろ神道や儒教のもの。敢えて言えば、民族信仰です。仏教はその土着の宗教を吸収していく性質があり、日本では、それを取り入れました。そして、その御先祖様を大切にする日本人の心が仏教の相互礼拝・相互供養・の精神に結びつけられていきます。
 感謝を忘れかけた子供たち。「お墓そうじ」をすることによって、御先祖様方へ思いを馳せるように伝えていくのもまた大人の役目のように思いますが、いかがでしょうか?そしてそこから感謝の気持ちちや敬意の心を育むこともできるのではないかと思っています。  お盆は御先祖様方へ思いを馳せるとき。だからこそ、子供たちとともに、このお盆にはお墓そうじをすることをお勧めします。

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